多くの企業の採用活動では、「書類選考」→「面接」→「採用」という段階を経て進む場合が多くなっています。つまり、どんなに『有能な人』や『企業のニーズにマッチした人』であっても書類選考に通らなければ面接に進むことが出来ないし、採用されないということです。
応募書類はおまけ程度に考えてしまう方もいるかもしれませんが、次なる面接のステップに進むためには採用担当者があなたに『会ってみたい』を思うような書類を書く必要があるのです。
応募書類には、「送付状」「履歴書」「職務経歴書」の3点が必要になります。
「送付状」については、事前に応募書類を郵送する場合に必要になってきます。
ビジネス上、書類を送付する場合必ず「書類送付状」を添付します。
送付の目的、同封物を伝える機能面での役割のほかに、丁寧さや社会常識を持っていることをアピールできます。
会社が保管する公式な文書となります。市販の用紙(法令様式)を使うのが一般的です。
履歴書がしっかり書けているのは最低条件。丁寧に心を込めて記載しましょう。
(※次項「履歴書を書く」参照)
中途採用の場合、最も重要とされる書類になります。今まで経験してきた職務経歴・実績をまとめたもので、自分自身を売り込むためのプレゼンテーション資料になります。
経験と実績を基本に「何をしてきて、何が出来るのか」をアピールしていきましょう。
まずは書き方の基本をしっかりと知っておきましょう。
市販の履歴書は、記入項目や用紙のサイズなど全てが同じではありません。
自分のプロフィールや経歴をアピールしやすい履歴書を探してみましょう。
履歴書の記入には、黒の万年筆かボールペンを使用しましょう。
インクがかすれたり、ダマになったりしにくいものを選びましょう。
鉛筆やシャーペンなど消えてしまうものはNGです。
1文字でも書き間違えたら新しい用紙に書き直しましょう。
修正液や修正テープを使うのは採用担当者にいい印象を持ってもらえません。
履歴書の書き間違いを防ぐためには、先に下書きをつくっておくことがお勧めです。
一字一字丁寧に書かれた履歴書はそれだけで好印象です。
下手でもいいので、丁寧に書くことを心掛けましょう。
履歴書は基本的にはすべての項目を記入しますが、かといってたくさん書き込めばいいものではありません。読みやすさを心がけ、読み手が知りたいと思うこと、自分が伝えたいことを簡潔にまとめていきましょう。
日付が空欄だったり、写真が枠をはみ出している、印鑑がまっすぐに押されていない・・・。
こうした細かい部分も採用担当者はチェックしています。
些細なミスで選考から弾かれてしまうのでは勿体ないです。細かい部分にも注意をしていきましょう。
履歴書の内容は面接での質問にもつながってきます。郵送前にコピーをとり、自分が書いた内容を残しておくと安心です。
企業から返却された履歴書を、そのまま他社の応募に使い回すのは避けましょう。
日付が古いままに残ってしまいます。面倒でも新たにもう一度書き直しましょう。

履歴書を記入した日ではなく、郵送もしくはメール送信した日の日付を記入します。
学歴・職歴欄との表記を統一して、西暦と和暦が混在しないように注意しましょう。
全て記入した後で最後に印鑑を押し失敗してしまうと、ダメージが大きくなります。
記入前に印鑑を押して、きれいに捺印できたものに書き込んで行きましょう。
年齢記入欄に「満●歳」とあった場合、提出日もしくは郵送する日の年齢を記入します。
『出すときに書けばいい』と空欄にして、いざ提出するときに年齢の記入をうっかり忘れないように注意しましょう。
履歴書の写真があなたの第一印象を決めてしまいます。
出来ればスピード写真ではなく3カ月以内に写真店で撮影したものを使用しましょう。
服装はフォーマル、就職活動をするときの服装が基本です。
履歴書などの正式書類では、住所は都道府県名から書き、アパート・マンション名なども省略せずに正しく記入します。
現在就業中で昼間は留守にする場合、確実に連絡の取れる番号、時間などを明記しておきましょう。
担当者は電話のタイミングに非常に気を使うものですので、携帯電話を持つ場合には携帯番号も記入しておくと良いです。
履歴書に記載するメールアドレスは普段日常的に使っているものがよいですが、現在勤務している会社のアドレスを書くのは信用性の問題から避けるようにしましょう。
個人所有のアドレスがない場合、転職活動用にフリーメールなどを取得する方法もあります。
学歴・職歴欄には、1行目に「学歴」と中央に、その次の行から実際の学歴を書き、職歴も同様に「職歴」と書いた後、今までの職歴をまとめます。
新卒の方は職歴はまだありませんので、「職歴」「なし」と2行にわたって記入します。
最後の行には右端に「以上」と書いて締めくります。
学歴をどこから書くか特に決まりはないですが、中学卒業から書くのが一般的です。
大学・短大・専門学校は、正式学校名だけでなく、学部や学科まで書きます。
卒業していない学校は「卒業見込」と記載します。
短期間しか勤務していない場合でも、原則はとしてすべての入社、退社歴を書きます。
「株式会社」を「(株)」などと省略せず、社名だけでなく所属部署も明記しましょう。
また、退職理由は「都合により」で問題ありません。
会社倒産など退職理由を簡潔に表現できるなら、書き添えておきます。
転職活動が長引いた、病気で療養中だったなどの理由で無職の期間があっても、履歴書に記入する必要はありません。
アルバイト勤務の期間は基本的には書きませんが、転職のアピール材料となる場合は記入しても問題ありません。
普通自動車免許など一般的な資格のほか、民間資格でも応募先企業での仕事に活かせる内容のものはアピールしましょう。
取得に向けて勉強中のものがあればそれも記入して自己啓発を怠らない姿勢をアピールするのもよいでしょう。
特別な事情がない限り、待遇や勤務地についての希望を履歴書で書くことは人事担当者に良い印象を与えません。職務についての希望を中心に、自分にできることを明記したうえで、何がしたいかを記入し、自己PRもかねてアピールをしていきましょう。
会社名の「株式会社」を(株)などと省略するのはNGです。宛名の敬称は担当者名が記載されていれば「●●様」と個人宛で書き、担当部署名しかわからない場合は「●●部御中」と書きましょう。
(例:○○病院 看護部 ○○様、○○病院 看護部御中)左下には赤字で「履歴書在中」と記載。
きれいにのりづけをし、封じ目には「〆」または「封」「緘」などといった記載を行うのが一般的になります。